母親の介護生活の様子を日々ブログに投稿されている人気ブロガー・ワフウフさんと、メディアでも活躍されている医学博士・健康科学アドバイザーの福田千晶先生、お2人による対談記事です。ワフウフさんの介護生活を通して生まれた不安や疑問、そして自身が認知症にならないための予防策や生活のヒントを福田先生にお伺いしました。
コンテンツ
身内が認知症になった際にとるべき行動とは?
(ワフウフさん)
早速ですが、ブログの読者様からもよく聞かれるのですが、親の認知症に気づいた時にどうすれば良いでしょうか…?
私も当時は親が病院にいくのを拒んでおり、「脳ドックをプレゼントする」と伝えてなんとか一緒に行くことができました。
ブログでも、「親も抵抗があるせいで、病院に行くことを拒む」ケースが多いという悩みをよく聞くので伺いたいです。
(福田先生)
介護する側のそのような悩みはとても多いです。
その解決例として、ワフウフさんがなさっている「脳ドックをプレゼントする」というのは素晴らしいと思います。
(ワフウフさん)
ありがとうございます(笑)
(福田先生)
今後いろいろなところで、実例として紹介させていただきます。(笑)
まず、病院に行きたくない理由としても色々なものがあると思います。
例えば自分が本気で病院に行く必要がないと思っている人は多いです。
その方は認知症の他にも健康での問題は何かしら抱えていると思うので「身体の症状でどこが良くないのか念の為みてもらおう」という伝え方は良いと思います。
例えば「最近眠りが浅いんだよね…」と言っていたら、睡眠のことを診てもらう次いでに、他の気になることも診てもらおう、と誘う方法がよいと思います。また、本人がどうしても拒む場合は、医療機関によっては家族だけでの受診が可能な場合も有りますから、まず、電話などで相談してみると良いでしょう。

(福田先生)
病院に行きたくない理由が「認知症と診断される」こと以外にあるケースもあります。
「70代以上の高齢者の方は、若い人と比べると、10Kgの重りを背負って、耳栓をして、よくみえない眼鏡をかけて歩いている」
そんな例えがあるほど、そもそも高齢の方にとって出かけるという行為自体が重荷になっています。
高齢になると遠くに歩くのが大変で時間がかかってしまうことがあり、これを家族に迷惑がられる不安や、他にも耳が遠くて医者の声が聞きとれなくて恥ずかしい思いをする恐怖などもあります。
こういった病気以外の行きたくない理由に気づいて、「余裕をもって、ゆっくり行きましょう」といった形で声をかけてあげるなど、寄り添ってあげることが大切だと思います。
外出が重荷になってしまっているからこそ、「病院後のご褒美」なんかも良いアイデアだと思いますね。
そのため、一緒に病院に行く際に
「美味しいモノでも食べに行きましょうか」
「綺麗なお花でも買いましょうか」
といったちょっとしたご褒美を用意しておくことで、
病院へいく気持ちが生まれるのではないでしょうか。
また、病院に誘う人を変えるというアプローチもあると思います。
妻や夫、子供たちや孫など様々な人がいる中で、高齢の方が信頼している方とそうでない方がいらっしゃる可能性もあります。そこで自分だけでなく、高齢の方が信頼されている他の家族の方から病院をすすめてもらうようお願いしてみるのもよいと思います。
(ワフウフさん)
ありがとうございます。どれも素敵な対応策ですね…
(福田先生)
ただどの対応方法が”正しい”というわけではないですし、個人差もありますので、様々なアプローチを試してみたり、掛け合わせてみることで、よりよい対応策になるのではないかと考えています。
方法 | 説明 |
---|---|
”ついでに” 作戦 |
自分が認知症の病院に行く必要がないと本気で思っている人へ向けて。 |
高齢者に 寄り添う |
高齢者にとって、外出自体が重荷。 だからこそ、声をかけて寄り添うべき。 |
ご褒美を 用意する |
外出する動機付け。 病院帰りにごはんを食べに行ったり。 |
誘う人を 変える |
高齢の方が信頼している方に声をかけてもらう。 |
認知症の薬とどうやって付き合っていくべきか?
(ワフウフさん)
私の母は脳ドックで認知症の薬を処方して頂こうと思ったら、すでに糖尿病に関する薬の中に認知症に関する薬も含まれて…
母は認知症の薬が配合されているということを知ると、プライドが傷つき怒ってしまい、認知症の薬は飲まないのはもちろん、薬を処方した糖尿病の病院にもいかない!と言い出すようになってしまいました。
認知症の薬を飲んでもらうにはどうしたら良いでしょうか。
(福田先生)
そういった方々には「認知症の薬」でなく「若さ・健康を維持する薬」だと伝えるのが良いかもしれません。認知症の治療薬だと伝えるとマイナスな印象になってしまっても、若さを維持する薬だと伝えると、プラスな気持ちで薬と向き合うことにつながる可能性があります。やはり誰もが自分は若々しくて健康だと信じたいと思いますので、その部分を尊重しつつ伝え方を工夫するだけで相手の行動を変えることにつながるかもしれません。

(ワフウフさん)
たしかに、その方法すごく良いですね(笑)言葉の影響ってかなり大きいですよね…
一方で、そもそも認知症の薬を飲むべきかどうか・どれほど飲めばよいかについて疑問を頂いております。
母を見ていると、薬を飲んでいても結構なスピードで進行が進んでいるように感じており、周辺症状を抑える以外の薬が本当に必要なのだろうかと思う事があります。
(福田先生)
これは非常に難しい問題です。色々なケースで飲むことが最善でなくなるケースがあると思います。そもそも認知症の薬は、無理をしてまで飲ませる薬かなぁと思う部分もあります。
薬を服用することによって体調が悪くなってしまった場合はもちろん、毎回飲むことに抵抗があり、飲むこと自体に気持ちが沈んでしまうのであれば服用はあまり勧めません。
また、他にも日常的に服用する薬が多くあるような方は、そちらを優先して一旦服用する回数を減らしてみて様子をみてみることも良いと思います。
そうした中で今飲まないと支障をきたしてしまう薬を優先的に飲むようにしていくというのがオーソドックスな考え方です。
認知症予防って、何をすればよいの?
(福田先生)
ワフウフさんはどんな認知症予防を行っているのですか?
(ワフウフさん)
正直なところ母をみて自分の認知症の不安が強いので、いろいろ備えたいという気持ちは強いです。食事や睡眠、運動などの最低限のことはやりたいと考えつつも、実際は時間が取れず…食事・睡眠・運動といった基本的なこと以外に、何か気を付けるようなことはありますか?
(福田先生)
やはり知的好奇心を刺激するようなことに取り組んでみることが良いと思います。
1つは興味あること・新しいことへの挑戦です。美術に興味があるなら美術館にいってみたり、本を読んでみる、などです。
もう1つは苦手なことにチャレンジすることです。
例えばインドア派の人は、近くの公園まで少し散歩するなどのアウトドアなことに取り組んでみるのが良いと思います。
そして、アウトドア系、インドア系の知的好奇心を刺激する両方の行動ができるとより効果的だと思います。
例えば植物が好きなインドア系の方の場合は、「お花を探しに公園にでかけてみようよ」といった形で外に誘ってみるのもよいと思います。

また、これらは続けることが何よりも重要です。
毎日数十分でも続けていれば何年後に大きな差が生まれると思います。
1日20分弱で計算すると、20年後には2,000時間もの時間になります。
特に身体を使った刺激は、毎日の継続が難しいです。
そのためにも、1つの趣味からインドアとアウトドアの両方でも楽しめるよう工夫すると、継続できるのかなと思います。
(ワフウフさん)
なるほど。私自身、運動はあまり好きではないので、続けられないのですが…
(福田先生)
続けられるためには楽しむことが重要です。日常のスーパーでの買い物でも、少し別のスーパーに行って違いを楽しんだり、同じスーパーでも「こんな商品もあるんだ」などと見方を変えたりするだけでも刺激になります。なかなか行動が変えられない人でも見方を変えることだけでも意味があって、例えばある商品を買うために少し遠いスーパーにいってみようと思えたりすると、より行動の幅も広がるのではないでしょうか。
(ワフウフさん)
目的があると行動できるかもしれないですね。
ありがとうございます。日常の行動少し変えてみることから始めてみます。
(福田先生)
他にも、色々な人と話すことも意味があると思います。子供や親などの違う世代の話を聞くだけで普段と違う考え方や知識を取り入れることが出来ます。
ちなみに、私が診た患者さんの中で1番の最高齢の方は当時104歳の方でした。
その患者さんは脳梗塞で入院していましたが、リハビリを通して回復して英語教室の先生として子供に英語を教えていた方がいました。その方に元気で長生きの秘訣を聞いたところ、3つのことを意識していたと話していました。
1つ目は、禁酒禁煙を続けること。
2つ目は、栄養バランスの整った食事を心がけること。
3つ目は、好奇心旺盛であること。
こういったことはやはり重要なのかと思います。
(ワフウフさん)
やっぱり禁酒や禁煙、そして食事に知的好奇心が大切なんですね…
ありがとうございます。
栄養バランスの面で言うと、
食事を気を付ける以外にもサプリメントを摂ることが
栄養バランスを整える手段として有効だと考えていて、
サプリメントを飲んでいます。
オールインワンのサプリメント「Rimenba」
(ワフウフさん)
私はRimenbaというサプリを飲んでいます。これを飲むまではサプリメントを飲んだことがなく、認知症に関する不安を抱えたまま何もせずにいました。しかし、認知症は症状が出るよりずっと前から始まっていると聞いて、Rimenbaをきっかけに改善したいと考えました。私が実際に服用していて思うのは、DHA・EPAの配合量が多いことで身体の調子の良さが実感できやすいことや、母が認知症の先生から勧められて飲んでいるプラズマローゲンという貴重な成分が含まれていることも非常に嬉しいです。
プラズマローゲンはお値段が高くなかなか手に出せないものだったので、いろいろな成分と一緒にプラズマローゲンも摂れるためすごく魅力に感じています。


なかなかRimenbaほど認知症予防に必要な成分がバランスよく配合されているものはなかったので非常に助かっていると感じていますが、福田先生から見てRimenbaに配合成分されている成分はどうでしょうか?
(福田先生)
そうですね。まず含まれている成分1つ1つに意味があるなと感じています。
DHAやEPAやもちろん、プラズマローゲンや葉酸、ビタミンも多く含んでいることから、これ1つを飲むだけで基本的には認知症予防に必要な成分が飲めるオールインワンサプリなので色んなサプリをたくさん飲まなければならない、という必要がないので、その点が非常に良いと思います。
これらの成分を別々に取ろうとすると、飲む手間もお金もかかるので結局続かない...なんてことがありますので、オールインワンで摂れるというのはとても大切なことです。
(ワフウフさん)
認知症に関しては飲んでいて予防なので効果はなかなか実感できるものではないのですが、予想外だったのは、サプリを飲み始めてからは冷え性が改善し、眠りが深くなった気がして驚いています。
(福田先生)
やはり血液の流れを良くするビタミンEやEPA、葉酸、ビタミンB群などがあることが要因だと思います。また、これらの成分が健康状況をよくして色々な病気を間接的に予防することにもつながると思います。認知症に対する効果は分からないと思いますが、認知症以外にも間接的に良い影響があることはあると思います。
サプリメントに関しても継続が大切ですので、よいと思ったら続けてみるべきですし、よいと思っているからこそ続けやすくなると思います。
(ワフウフさん)
今後も服用を続けてみようと思います。
今日は本当に勉強になりました。ありがとうございました。
編集部より
高齢化が進んでいる日本で、社会問題にもなっている認知症。
自分の身内・親しい人が認知症になった際の行動として、
今回の対談で福田先生が仰っていたことを参考にしてみてください。
そして自分の認知症に不安のある方は、
知的好奇心を刺激する活動をするほかに、
知力健康サプリ「Rimenba」も試してみてくださいね。
Rimenbaに少しでも興味を持たれた方は、
下記から販売サイトに飛ぶことができます。