認知症やうっかりを予防するために、サプリメントを飲んでみようという方も多いと思います。でも、世の中にはいろいろなサプリメントがあって、何を基準に選べばよいのかわかりづらいですよね。そこで今回は、ナチュリル編集部が大切だと思う基準についてご説明していきます。この記事が皆さんのサプリ選びに少しでもお役に立てれば幸いです。
目次
• 認知症を予防するために必要な栄養素
• 必要な栄養素を、食べ物だけで摂取しようとすると・・・
• サプリメントを選ぶポイント
コンテンツ
認知症を予防するために必要な栄養素
認知症を予防するための栄養素と聞いて、みなさんはどんな栄養素を想像しましたか?DHAやEPA等は昔からテレビや雑誌などで宣伝されているのでご存知だったかもしれませんね。でも実は、認知症を予防するためにはDHAとEPAだけを摂っていれば良いというわけではないそうです。
福井大学医学部第二内科・神経内科の濱野教授によれば、
“ビタミンや葉酸をきちんと摂取することが非常に重要”
とのことです。ビタミンの中にも、様々な種類がありますが、特に大切なのはビタミンB6とビタミンB12だそうです。また、葉酸と聞くと、妊婦さんが飲んでいるイメージがあると思いますが、実は認知症予防においても大切な役割をするようです。最近だと、NHKの『ためしてガッテン』や『あさイチ』でも埼玉県坂戸市の「葉酸プロジェクト」が紹介されましたが、坂戸市では、毎日葉酸400マイクログラム摂取するように市民に求めているそうです。アメリカを含む81か国では穀類に葉酸を添加することが法的に義務付けられているそうで、いかに大事な栄養素なのかが分かります。また、近年では、ホタテに多く含まれるといわれるプラズマローゲンやイチョウ葉、シークワーサーに多量に含まれるノビレチン等も認知症予防に効果があるのではないか、という研究が増えてきているようです。
必要な栄養素を、食べ物だけで摂取しようとすると・・・
普段の食生活で、一日に必要といわれる栄養素のどのくらいが満たされているのかというのを示しているのが以下の表です。日々の食事だけでは、厚生労働省の推奨量には全然足りてないのですね・・・。
例えば、ビタミンB6を1.2mg摂取しようとすると、なんと豚肩ロース約500gほど食べないといけないそうです・・・。男性でも一日300gくらいが限度だと思うので、女性に500gはほとんど不可能に近いですよね。同じようなことを他の栄養素でも考えていくと恐ろしいことになりそうです・・・。
そういう方は、是非サプリメントで補ってみてはいかがでしょうか?サプリメントは、足りてない栄養素を積極的に摂取するための食品です。時間や場所を選ばずに手軽にとれるメリットがあります。必要な栄養素が普段の食品には微量にしか含まれてない、または、調理過程で失われてしまうものもあります。
サプリメントを選ぶポイント
では次に本題のサプリメントの選び方についてご紹介していきます。認知症予防のサプリメントは数多くありますが、選ぶポイントとして大きく3つご紹介します。
① 飲みやすさ
サプリメントは毎日飲むものです。毎日続けるためには、サプリメントの摂取を負担に感じないことが重要です。
- 小さな錠剤であること
- においや味がないもの
- 飲みやすい形状であること(ソフトカプセル)飲みやすさでは、この3点をポイントにしましょう。
② 栄養素の配合内容
先ほど書いたように、認知症予防は1つの栄養素だけではできません。複数の栄養素をバランスよく摂ることが非常に重要です。まず確実にDHAやEPAが含まれていて、ビタミンB6とビタミンB12、葉酸も含まれているものを選びましょう。さらに、プラズマローゲンやイチョウ葉、ノビレチン等が配合されているほうが良いでしょう。
葉酸、ビタミンB6、B12はアルツハイマー型認知症だけでなく、動脈硬化のリスクも減らすので血管性認知症の予防にもつながります。そして肌のターンオーバー改善により美肌の効果も期待できます。この3種のビタミンとDHA・EPA・イチョウ葉・プラズマローゲンが配合されていることものがおすすめです。
③ 信頼できること
サプリメントは、口に入れるものです。だからこそ信頼できるとは非常に重要です。何を以て、信頼できるかは必ずしも断言できないのですが
- 有名な医師が監修していること
- 国内生産であること
- GMP認定工場で作られていることなどが良いのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?食事だけでは不足してしまいがちな重要な栄養(ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、DHA・EPA等)をサプリメントでしっかりと補って、いつまでも健康な生活を目指しましょう!